IB教育に興味はあるけれど、
将来の進路はどうなるの?
と不安に感じていませんか?
- IBだと海外の大学しか行けない?
- 日本の大学は不利になる?
- 一般受験との両立はできる?
実は、IB教育は
進路の選択肢が広がる一方で、
事前に知っておかないと
後悔しやすいポイントもあります。
この記事では、
IB小学校から先の進路について
- 海外大学
- 国内大学(IB入試・総合型選抜)
- 一般受験
のリアルな違いと注意点を、
実体験も交えながらわかりやすく解説します。
「わが家に合っているか?」
を判断できるようになるので、
ぜひ最後まで読んでみてください。
なお、この記事では主に
「一条校のIB小学校」
を前提に解説しています。
インターナショナルスクールのIBとは進路の
考え方や選択肢が異なる場合がありますので、
その点はご了承ください。
なお、IB教育そのものの特徴や
メリット・デメリットについては、
こちらの記事で詳しくまとめています。
▶IB小学校とは?メリット・デメリットと体験談|向いている子・進度・費用まで解説
IB小学校に通うと進路はどうなる?【結論】

IB小学校に通った場合の進路は、
主に次の3つに分かれます。
- 海外大学への進学 → とても相性が良い(最短ルート)
- 日本の大学(IB入試・総合型選抜) → 問題なく進学可能(ただし条件あり)
- 日本の大学の一般受験 → 正直かなり大変
IB教育はもともと海外大学への
進学を前提に設計されているため、
英語力や思考力、プレゼンテーション力などが
そのまま評価されやすいのが大きな特徴です。
一方で、日本の大学についても、
近年はIBスコアを活用した入試が増えており、
「IBだから国内進学が不利になる」
ということはありません。
ただし、すべての学部で
受験できるわけではなかったり、
スコア条件や英語資格が
必要になるケースもあるため、
事前の確認は重要です。
また、日本の一般受験に関しては、
IBのカリキュラムと大きく異なるため、
両立には相当な負担がかかるのが現実です。
そのため、
- 海外進学を考えている家庭には非常に相性が良い
- 国内進学(特に一般受験)を重視する場合は慎重な検討が必要
と言えます。
次の章では、それぞれの進路について
もう少し詳しく解説していきます。
IBの進路は大きく3つのパターン
IB教育を受けたあとの進路は、
大きく次の3つに分かれます。
- 海外大学へ進学
- 日本の大学(IB入試・総合型選抜)
- 日本の大学を一般受験
それぞれに特徴があり、
向き・不向きもはっきりしています。
①海外大学へ進学(最も相性が良いルート)
IB教育の最終課程である
DP(ディプロマ・プログラム)は、もともと
世界中の大学への進学を目的とされています。
そのDPの最終試験結果と
内部評価をもとに算出される「IBスコア」
を利用して海外大学へ出願することができます。
IBで身につく
- 英語力
- ディスカッション力
- プレゼンテーション力
といったスキルは
海外大学の学びと非常に相性が良く、
進学後もスムーズに
適応しやすいと言われています。
そのため、海外大学への
進学を考えているご家庭にとっては、
IBは最短ルートの一つです。

②日本の大学(IB入試・総合型選抜)
近年、日本国内の大学でも
IBスコアを活用した入試が増えています。
- 国際バカロレア入試
- 総合型選抜(旧AO入試)
などの形で、
多くの大学が受け入れを行っています。
受入れ可能な大学の例を調べてみました。
国立大学
東北大学、筑波大学、大阪大学、岡山大学、
広島大学、香川大学、九州大学 など
私立大学
早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、
法政大学、同志社大学 など
このように、IB生は
一般受験とは異なるルートで
大学進学が可能です。
詳しくは以下からどうぞ。
IBを活用した入試 | IB教育推進コンソーシアム
「IBだと日本の大学に行けないのでは?」
と不安に思われる方もいるかもしれませんが、
実際には国内進学の
選択肢も広がっているのが現状です。
ただし注意点もあります。
- すべての学部で受験できるわけではない
- 一定以上のIBスコアが必要
- 英語資格(IELTSなど)が求められる場合がある
など、大学ごとに条件が異なるため、
事前にしっかり確認しておくことが大切です。
③日本の大学を一般受験する(注意が必要)
一方で、日本の大学を
一般受験する場合は注意が必要です。
それは、IBのカリキュラムは
日本の一般受験を前提に作られていないため、
学習内容に大きな違いがあります。
実際にIB(DP)に通っているご家庭からは、
とにかく課題が多くて大変。
この上で一般受験の勉強もするのは
かなり負担が大きい。
という声も聞いてます。
正直なところ、IBと一般受験の両立は
できなくはないものの、
かなりハードなのが現実です。
そのため、
一般受験を視野に入れている場合は、
- 早めに受験科目の対策を始める
- 塾や予備校で補う
など、
計画的に準備を進める必要があります。

IBで後悔しやすいパターン
IB教育は魅力的な選択肢ですが、
実際には「思っていたのと違った」
と感じるケースもあるようです。
ここでは、IBを検討する中で
よく挙げられる注意点をまとめました。
①途中で一般受験に切り替えたくなった
IBを選んだあとに
進路の方向性が変わり、
「やっぱり日本の大学を一般受験で受けたい」
と考えるケースがあります。
ただし、IBのカリキュラムは
一般受験とは大きく異なるため、
途中からの切り替えは
負担が大きくなると言われています。
実際にIB(DP)に
通っているご家庭の話でも、
「DPはとにかく課題が多くて大変。
この上に一般受験の勉強もするのは
かなり負担が大きい」
という声があり、
両立の難しさがうかがえます。
一方で、
実際に話を聞いていると、
独学や塾・予備校を活用して
両立を目指しているご家庭もあるようでした。
話を聞いているだけでも、
かなり大変そうだな…と感じました。
ただし、その場合は
学習負担が大きくなるため、
早い段階から計画的に進めることが重要です。
②行きたい学部がIB入試に対応していなかった
IB入試は年々増えているものの、
すべての大学・学部で
利用できるわけではありません。
そのため、
「この大学・学部に行きたい」
と決まっている場合は、
IB入試が利用できるかどうかを
事前に確認しておくことが重要です。
特に、学部によっては
一般受験のみのケースもあるため、後から
進路変更が必要になる可能性もあります。
③思った以上に課題が多く、負担が大きかった
IB(特にDP)は、
レポートやプレゼンなどの
課題が多いことで知られています。
実際に在籍している生徒や保護者からも、
- 想像以上に忙しい
- 日々の課題に追われる
といった声が多く聞かれます。
そのため、
- 部活動との両立
- 他の学習とのバランス
に悩むケースもあるようです。
④英語についていけなかった
IBでは英語での授業や課題が多くなるため、
一定の英語力が求められます。
特に、
- 読む(リーディング)
- 書く(ライティング)
- 発表する(スピーキング)
といった力が必要になるため、
英語に苦手意識がある場合は
負担に感じることもあるようです。
後悔を防ぐために大切なこと
こうしたミスマッチを防ぐためには、
- 将来の進路(海外 or 国内)をある程度イメージしておく
- IBの学習スタイルや負担を理解しておく
- 子どもの性格や適性に合っているか考える
といった点を、
事前に確認しておくことが大切です。
IBを選ぶ前に確認しておきたいポイント
ここまで見てきたように、
IB教育は魅力的な一方で、進路によって
向き・不向きがはっきり分かれます。
「なんとなく良さそう」
で選ぶのではなく、
事前にいくつかのポイントを
確認しておくことが大切です。

①将来の進路(海外 or 国内)
まず大切なのは、
将来どの方向を目指すかです。
- 海外大学を視野に入れている → IBと相性が良い
- 国内大学(特に一般受験)を重視 → 慎重な検討が必要
IBは海外進学には非常に強い一方で、
一般受験とはカリキュラムが大きく異なります。
現時点で明確に決まっていなくても、
「どちらの可能性が高いか」は
考えておくと判断しやすくなります。
②いつ進路を決めるか
進路をいつ頃までに決めるのかも
重要なポイントです。
IBは途中で進路変更が
難しくなるケースもあるため、
ある程度の方向性は
早めに決めておいた方が安心です。
わが家の場合は、
小学校の高学年になる頃に
一度しっかり話し合い、
本人の希望を尊重しながら
方向性を決めていきたいと考えています。
③費用と継続できるか
IB教育は、
長期的に見ると大きな投資になります。
学校によって差はありますが、
学費や関連費用は決して安くはありません。
そのため、
- 無理なく続けられるか
- 家計への負担は問題ないか
といった点も
現実的に考えておく必要があります。
正直なところ、内容だけでなく
「費用面で続けられるかどうか」も
大きな判断材料になると感じています。
親としては、きれいごとだけでは
済まない部分でもあります。
④子どもの性格・適性に合っているか
IBは、
- 自分で考える
- 意見を伝える
- 調べてまとめる
といった学習スタイルが中心です。
そのため、
- 探究型の学びが好き
- 発言や表現に抵抗がない
といったタイプの子には合いやすい一方で、
知識をしっかり身につける学習の方が合う子もいます。
どちらにもそれぞれ良さがあり、
お子さんの性格に合っているか
を見極めることが大切です。
迷ったときのシンプルな考え方
もし迷った場合は、
次のように考えると整理しやすいです。
- 海外進学を前向きに考えている → IBは有力な選択肢
- 国内一般受験を第一に考える → IBは慎重に検討
この2つを軸に考えるだけでも、
方向性はかなり見えてきます。
わが家の場合は、
「小学校卒業までに
英語力をしっかり身に付けたい」
という考えからIBを選びました。
実際にどのように英語力を伸ばしてきたのか、
家庭での学習ルートについては
こちらにまとめています。
▶小学生で英検3級は早い?わが家の英語学習ルートと効果の本音まとめ
IB教育について
「そもそもどんな教育なのか?」
を知りたい方は、
以下の記事もあわせて参考にしてみてください。
▶IB小学校とは?メリット・デメリットと体験談|向いている子・進度・費用まで解説
まとめ:IB教育は魅力的。でも将来の進路を考えて選ぶことが大切

IB教育は、
- 英語力
- 思考力
- 表現力
をバランスよく伸ばせる、
魅力的な教育だと感じています。
一方で、
- 進路によって向き・不向きがある
- 一般受験との両立は負担が大きい
- 学部や入試方式に制限がある場合もある
といった現実的な注意点もあります。
だからこそ大切なのは、
「どの進路を目指すのか」
「いつ決めるのか」
「無理なく続けられるか」
といった点を、
事前にしっかり考えておくことです。
国際バカロレア(IB)教育は、
わが家にとって
英語力と探求心を育む現実的な選択肢でした。
費用はかかりますが、そのリターンとして
多様性を自然に受け入れる力と、
「英語で考える」という
一生モノの財産を得られると考えています。
わが家としての考えをシンプルにまとめると、
・海外進学を目指す場合 → IBは有力な選択肢
・国内一般受験を考える場合 → 慎重な検討が必要
わが家の本音としては、
「小学校はIBにしよう」
とまでは考えましたが、
その先の進路までは
正直まだはっきりとは決められていません。
これから子どもの成長を見ながら、
一緒に考えていけたらと思っています。
結局、本人が楽しんで通えるのが一番です。
IB教育は、選び方次第で
大きな可能性を広げてくれる選択肢です。
この記事が、
これからIB教育を検討しているご家庭の
ひとつの参考になればうれしいです。
